スポーツを本格的にしていない限りは、足裏の筋肉を気にする人なんていない…。
足裏は、体重を支える他にも役割があります。
体の根本的なバランスを担っている足裏。
現代の生活では、かなり危険な状態になってます。
足の裏の筋肉が危険な現代人の生活!
足裏と言われて、何を思い浮かべます?
足ツボ?
偏平足?
タコ?
ウオノメ?
足の裏の筋肉の事考える人なんかいないでしょうね(笑)
足の裏は、人が立っている時の全体重がかかっているんです。
だから、筋肉がしっかりしている人ほど、良い姿勢で立つことができます。
現代の履物は、足の指が自由に動ける履物ではありません。
足に良いというスニーカーでさえも、足の指がたくさん動けないんです。
ましてや、ファッションで見た目重視の靴
パンプスやハイヒール
冬場に重宝するブーツなど
足先の自由度はほとんどないんです。
これらの履物は、足首が動きにくくなるのと、
足の指の運動がほとんどできない履物なんです。
筋肉は適度に使わないと衰えるものです。
使えないような履物を履いているわけですから、
かなりの衰えっぷりだと予想できるわけです。
そこでチェックをしてみましょう!
つま先立ちをして、膝を外に向けた状態で、
安定してゆっくり下までしゃがめますか?
ぐらつくようなら、大分足の裏の筋肉がやばい状態です。
衰えていますよ…
足の裏の筋肉の衰えで太るかも?
足先は、心臓のはるか下にあります。
心臓に血液が帰っていくためには、重力に逆らわなくてはならないですよね?
重力に対抗して流れを作り出すポンプの役目、
これが筋肉の仕事の一つです。
ふくらはぎが第2の心臓と呼ばれていることはご存知ですよね?
しかし、ふくらはぎの筋肉を使っただけでは、
足先の流れまでは補えていないことを知っていますか?
いまいちスッキリしなかったり、
足首が太くなったり…
「見た目」的にも嬉しいものではありません。
また、足の裏は、立っている時の全体重を支えています。
ここが安定していないと、姿勢が悪くなってしまうんです。
そして、姿勢が悪くなると、体のゆがみの癖が強くなります。
その結果、筋肉の負担に偏りが出てしまいます。
この偏りから、慢性的なコリが起こりますし、
各部位の筋力低下を引きおこします。
恐ろしいことに、最終的には
「安静時代謝」の低下を招いてしまいます。
「安静時代謝」聞いたことないですか?
これは、何もしなくても生命活動によって代謝されるエネルギーを指しています。
息をしているだけで消費されているカロリーです。
これが、減ってしまうんですよ!!
太っちゃうじゃないですかぁぁぁぁぁ!
筋肉のポンプ機能の低下だけでなく、こんな恐ろしい事が!!
むくみだけではなく、根本的に足が太くなってしまう可能性が出てきますよね?
だから、足裏の筋肉は、衰えさせたくないんです。
足の裏の筋肉を鍛えると良いことがいっぱい!
ふくらはぎの筋肉が第2の心臓ならば、足裏の筋肉は第3の心臓なんです。
この筋肉を使ってあげることで、足のむくみは劇的に減少します。
※運動刺激の不足によるむくみは改善しますが、内臓の不具合、自律神経の不調によるむくみは、運動した直後のわずかな改善はあるかもしれないが、根本的な改善にはなりません。
足裏の筋肉強化によって、良い姿勢を維持する力を手に入れることができます。
良い事が多いですよね?
では、足の裏の筋肉ってどんな筋肉か?
大きく分けると2系統
親指の動きに関係している筋肉群と
その他の指に関係している筋肉群。
細かい筋肉がいっぱいありますが、大きく分けるとこんな感じです。
なので、足指の運動が足裏の筋肉の運動になります。
つま先立ち、かかと立ちを交互にやったり、
椅子に座ってフェイスタオルを足の指で自分の方にクシュクシュっと自分側に集めてきたり、
グー・チョキ・パーしたり、
立っている時に足の指を地面に押し付けるように力を入れたり…
簡単なエクササイズで刺激ができます。
外反母趾や内反小趾もこの指の筋肉がうまく機能しなくて起ることが多いんですよ!
ハイヒールだけが原因ではないんです。
気になる人は、早速エクササイズしてみてくださいね。
履物で改善したい人は、下駄とかビーチサンダルなんかが足裏の筋肉に効きます。
お相撲さんがはいている「雪駄」は、足裏の筋肉トレーニングの意味もあるのだそうです。
海が近くにある人は、素足で砂浜ウォークなどでも足裏が鍛えられますよ。
ちょっとしたことなので、生活の一部として取り入れてくださいね。
まとめ
普段何気なく使っているであろう足の裏の筋肉…
それなのに足裏の筋肉が衰えると、
むくみが出やすくなったり、
姿勢が悪くなったり、
太りやすくなったり…。
悪いことばっかりです。
鍛えてあげることで、
むくみの改善や、全身の安静時代謝の向上、そこからの体重減少!!
なんて夢みたいなんでしょう!?
第三の心臓にが活発に活動することで、
細い足首が手に入る!!
そして、体のバランスがよくなるから、
生活全般の不具合が起きにくくなります。
たかが、足裏と侮らないでくださいね。