博多祇園山笠はどんなお祭り?2015年の日程は?

博多祇園山笠と言えば、ニュース映像で良くみる荒々しい感じのお祭りです。

地元での盛り上がりもさることながら、
そのにぎやかなお祭りを見に行く人も多いですよね?

どんなお祭りか知らないんですけど、
雰囲気で楽しんでいる気が…。

実際、見に行くんだったら、楽しむために
基礎知識入れていこうかな?

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博多祇園花笠はどういうお祭り?

ニュース映像などで見かけるのは、最終日の「追い山笠」が多いですね。
5キロの道を山笠担いですごい勢いでダーて走っていく。

これは何をしてるんだろう?
て思ってましたよ。

どんなお祭りなんだろう??って

神社の神事と仏教の行事が混じった感じのお祭りみたいですね。

日本の神様は、仏教や神道、民間伝承など入り乱れています。

この祇園山笠にしても、この祇園大神がスサノオだという説や、
お釈迦様、牛頭天王(ごずてんのう)、神農、武塔天神、薬師如来…

習合(しゅうごう)しているというらしいんですけど、
宗教の教義などが一部混同もしくは同一視されている事なのだそうだ。

起源などは諸説色々ありますが、
鎌倉時代に疫病が流行してしまった時に、
承天寺の開祖・聖一国師(円爾)が町民が担いた施餓鬼棚にのって、
祈祷水を撒きながら町を清めてまわって、
疫病退散を祈祷したことが起こりだといわれてます。
(博多祇園山笠振興会による)

まあ、疫病や災害などを退けるための神事・お祭りです。
という事ですね。

その後「太閤町割り」という区画整理によって、「流」ができて、
流毎に山笠を舁いでいた。
今みたいに走って勢いのままにではなく、ゆっくり練り歩く感じだったみたいですよ?

それが、ちょっとした流同士のいざこざがきっかけで
抜きつ抜かれつ走っていったのが、話題になって、今の形「追い山」に変化していったんですね。

博多祇園山笠の日程(2015年)

博多祇園山笠は、2週間にわたって行われます。
盛り上がってくるのは後半、
最終日の「追い山笠」が有名です。

そこにたどり着くまでも、色々な行事がとり行われます。

7/1(水)
「注連(しめ)下ろし」
これは、祭りの初日にお浄めをする行事です。
櫛田神社神官が祝詞をあげ、お祭り期間中の安全を祈願します。
「ご神入れ」
山笠に神様を招き入れる神事。これが終わると一般公開される。
1つの山笠に神を入れるのに6,7日かかります。
「当番町お汐井(しおい)とり」
この年の各流の頭番長になった人と流当番の流役員が
締め込み姿で一足先に箱崎浜まで走っていき
汐井(真砂)を升等に入れて持ち帰ります。

7/9(木)
「全流お汐井(しおい)とり」
各流の舁き手が締め込み姿で箱崎浜までいって、
柏手を打って安全を祈願する。
帰りは筥崎宮、櫛田神社に参拝します。

7/10(金)
「流舁き(ながれがき)」
それぞれの流区域内を舁き回ります。細い路地などにも入るようですが、
コースなどは発表されないので、その流の人に聞くしかないようです。

7/11(土)
「朝山笠」
これも流舁きです。祝儀山とも呼ばれています。
早朝に町総代や旧役員を呼んで接待をします。

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7/11(土)
「他流舁き(ながれがき)」
自分の流域外に出て他の流の流域に舁き入れます。
1日2回も舁くのはこの日だけです。

7/12(日)
「追い山笠ならし」午後3:59~
一番山笠から順次「櫛田入り」して奈良屋町角の廻り止め(ゴール)までの
約4kmのコースを全力で舁ぎます。
本番に向けての予行練習です。
距離は本番よりも少しだけ短くなっているんですよ。

7/13(月)
「集団山見せ」午後3:30~
山笠が福岡市中心部に乗り入れます。
7つの流の山笠が一堂に会して福岡市役所前を目指します。

7/14(火)「流舁き(ながれがき)」
流域を走るのは、最後の日になります。
最終調整も兼ねていて、本番の「追い山笠」では、ベテランの人が舁きますから、
若手は、ここで経験を積みます。

7/15(水)
「追い山笠」午前4:59~
クライマックスの行事です。
早朝から始まり、8つの山笠が「櫛田入り」して、
奈良屋町角の廻り止めのあるゴール地点まで一気にかけていきます。

狭いところなどは、接触したりで怪我をすることがあるので、
山笠には近づき過ぎないようにしましょう!!

男っぽいお祭りですよね。

日本のお祭りって、男の人のためのお祭りがほとんどなんですよね…。
女は不浄の物なんですって…

今は、そんなこと言ってると「男女差別だ!!」って言われちゃいますから、
そういう表現は使われてないですけどね。
参加したい女性は多いんじゃないかなぁ。
時代の流れで今後どうなるんでしょうね?

博多祇園山笠に参加はできないの?

お祭り自体、その土地の人たちの行事なので、
基本ほかの地域の人の参加はできないようです。

博多部の「奉納行事」なので参加は「町」単位なのです。
そのため、外部に住んでいる場合は参加できませんよ。

一番簡単な参加方法は、引っ越してくる…。
「山笠の地域に住む」何てこと、早々できませんけどね。
現実的ではないです。

もう一つ、実現できそうなものがあります。
それは、すでに参加している人に「紹介」してもらう事です。

これも、各流で流儀は違うようで、
細かい取り決めや、条件などがあるようですよ。
上の人へのあいさつとか、寄合などなど…
それをクリアして、参加させてもらえるようになるんですね。

女性は基本参加できませんです。ハイ。。。。

子供でも、これは同じようで、やはりその地域に住んでいないと参加は難しいです。

山笠文化の継承を目的として、近隣の小学校などで子供山笠を開催したりはしています。
それでも、その地域に住んでいないと参加できないですよね…。

その他の地域の人でも参加できるのがRKB毎日放送が主催する
「博多子供山笠教室」です。
これは広く一般から募集しています。

詳しくはRKB毎日放送のホームページを確認してみてください
http://rkb.jp/

まとめ

地元人中心に行うお祭りなので、参加は難しいですが、
見ているだけでも充分楽しめるお祭りです。

最終日の「追い山笠」は大変迫力のある行事ですが、
その迫力にけが人も出てしまうほどです。

現地で見る場合は係りの人の指示にしっかり従ってみてくださいね。

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